Smiley face
写真・図版
長岡駅に新たに設けられるウォークスルー改札=JR東日本提供

 JR東日本は8日、新幹線定期の利用客を対象に、改札を「顔パス」で通過できるシステムの実証実験を今秋から始めると発表した。最新の顔認証技術を利用し、立ち止まる必要のない「ウォークスルー改札」の実現をめざす考えだ。

 実験を行うのは、新潟県内の上越新幹線新潟駅と長岡駅で、それぞれ顔認証に対応する改札を1通路ずつ設置。新幹線の通勤、通学定期利用客からモニター参加者を募り、顔写真登録後にウォークスルー改札を利用してもらう。実験は2026年春まで予定し、歩行速度やカメラの角度、距離と、顔認証の精度などを確認するという。

 実証実験後は、「大人の休日倶楽部」会員や「新幹線eチケット」の利用者などに実験対象を拡大。顔認証以外の方法も活用し、今後10年以内に在来線を含めてウォークスルー改札の実現をめざすという。

 顔認証を利用する改札を巡っ…

共有